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西三数学サークル通信(特別版)28号
数教協70回全国研究大会 2023.8月8日~10日
会場の千曲市・上山田温泉は信州更科の里にあり、長野中央道 更科SICから15分ほど。 しなの鉄道では戸倉駅下車。実はサークル 会員和田博さんの家もあり、自宅に隣接の「数学の学び資料館」は 現在建設中。木村良夫さん、瀬山士郎さん、故宮本敏雄さんなどの 数学関係の蔵書とともに、サークルメンバーの蔵書や数学の教材 教具も寄贈されている。 大会は4年ぶりの対面でオンライン視聴もできるハイブリッド型で行 われました。参加者はオンラインで70名、対面で約200名でした。 開会行事オープニングは 千曲川西岸の「さらしな(更科とも更級と もいわれる)」に伝わる 「姨捨伝説」を心に染み入る琵琶演奏とともに語っていただきました。 70回大会の記念対談は「数教協と遠山啓を語る」(上垣渉+亀井 哲治郎)数学教育の研究者として大著「日本数学教育史(上・下)」 (風間書房)を上梓し、この8月にも「日本の数学教育をつくった二大 巨人・開拓者藤沢利喜太郎と改革者遠山啓」(亀書房発行・日本評 論社発売)を著した上垣渉・三重大学名誉教授と、数学セミナーの 編集者としていろいろな数学者と関わるとともに、最近では数学関 係の企画編集に携わる「亀書房」を設立した亀井哲治郎さん。 【遠山さんの6つの顔(遠山啓の6面相)】 第1の顔:〈数学者〉 第2の顔:〈数学教育現代化運動の指導者〉 第3の顔:〈楽しい学校・楽しい授業の提唱者〉 第4の顔:〈教育改革の市民運動家〉 第5の顔:〈人間の発達・尊厳を主張した思想家〉 第6の顔:〈数学啓蒙書の著作家〉 について、学生時代より遠山さんに接してきた上垣さんと、数学セミ ナー創刊に携わった遠山さんをしたって日本評論社に入り数学セミ ナーの編集を担当した亀井さんに縦横に語っていただきました。 全体会場の壁面には小中高の会員のポスター展が掲示。ここ数年 の実践の紹介や新作教具教材 の説明など、これも恒例になって いたものですが、やはり実際に見ることができると実践の面白さが伝 わってきます。 西三サークルもHPで発信してきた例会のレポートを掲示しました。 ←広田氏の発表 |
信州更科の里 琵琶演奏 上垣氏 亀井氏 |
第 70 回数教協全国研究大会 教具展 2023.8.9
12×12×12 の立方体の「生生流転」の 6 変化
原案:数学者・パズル作家 O’Beirne(スコットランド)
製作: 愛知・西三数学サークル 斎藤敏光
発表: 愛知・西三数学サークル 広田祥治
立方体の木箱から取り出した 12×12×12 の立方体になる組木のユニット 6個を
順に直方体に組み替えていくと、立方体が直方体に 6 変化
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