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せいさんミニ通信(2)

2006/09/18 飛翔祭

 今年の文化祭は力作が多かった。


 大賞「巨大モザイク」

 絞りによる北斎画

 校舎模型

 モザイク画2点


 野外ステージでの発表

 舞台発表

体育大会

2006/09/10 NHK人間ドキュメント「天突く龍を作れ〜長野 須坂高校文化祭〜」

   その巨龍は長さ20m、高さは校舎の3階に迫り、
圧倒的存在感で天をにらむ。毎年、長野県須坂
高校の真夏の文化祭に出現する生徒たちの汗と
涙が凝縮された巨大モニュメント。歴史は40年に
及び、地元では知らない人がいない名物行事であ
る。
 龍の制作は頭、首、胴体、腕、足、尾など10以上
のパートに分けて進められ、期間は半年以上にもわ
たる。前年12月に設計図を起こし、雪が解け始める
3月には本格化。7月、文化祭初日の朝に各パートを
組み合わせて龍を建立するその時まで、生徒有志た
ちは校庭に立てられたテントで、放課後も休日も返上
して作業に励む。しかし、その日々は苦難と試練の連
続である。人手不足、仲間同士の衝突、骨組みの強
度問題、悪天候、そして部活や受験勉強との両立…。
 それらと闘い、ようやく建立した龍の命はわずか4日。
文化祭最終日、龍は生徒たちの手によって解体され、
弓道部員たちが放つ火矢に射抜かれて燃え盛り、昇
天する。
 なぜ彼らはそこまでして龍の制作に打ち込むのか?
汗と涙の向こうにあるものは?彼らの人生の中で輝き
続けるであろう青春の日々を記録する。
                (NHKのHPより)

 9月8日(金)に放映されたNHK人間ドキュメント「天突く龍を作れ〜長野 須坂高校文化祭〜」
は感動のドキュメントだった。高校生の持っている本来のエネルギーを見た。残念ながら現在の
愛知県の公立高校では受験の名のもとに生徒の大切な青春のエネルギーを奪ってしまっている。


2006/07/23 第19回豊田平和をねがう戦争展

 第19回豊田平和をねがう戦争企画展が豊
田産業文化センターで行われている。最終日
の23日(日)には小ホールで「平和を創造する
講演会」“もうこれ以上 だまされないために”
講師 安斎 育郎さん(立命館大学国際平和
ミュージアム館長)の講演が行われた。

2006/04/15 写真立て

 3月30日の昼休みに今年新規採用された
Nさんから「Mさんからです。」と紙包みを渡さ
れた。
 Mさんは、三河地区に勤務していたときは
ほとんど毎回サークルに顔を出していた仲間
である。名古屋地区に転勤してからは通信は
送っているが、サークルに見えないのを残念
に思っていた。それが突然Mさんの名前が出
たので驚いた。実は新任のNさんは昨年度ま
でMさんと同じ学校に勤務しており、しかもM
さんが主任をしている図書館で講師として司
書の仕事をしていたという。今年度採用が決
まり、Nさんにとってはまったく知り合いのいな
い三河地区のY高校に配転が決まったが、ち
ょうどそこに私がいたため、あいさつとMさん
が趣味で作った「写真立て」を贈っていただい
た次第です。

2006/03/30 「不揃いの木を組む」小川三夫氏の講演


 3月25日南山大学で表題の講演を聴いた.
小川三夫氏は高校卒業後、法隆寺宮大工故西岡常一棟梁に弟子入りした唯一の人と言ってよい。

講演の中からメモしたものから、いくつか。

「今あるもので精一杯の仕事をしておけば、数百年後解体修理の現場で読み取ってくれる人が必ず現れる.」

「執念のものつくりは、完成しても何かしら行き届かぬところが不満として残るもの。それが次の上達のバネ
となる.」

「不器用の一心にまさるものはない.」

「削りたくなるまで放っておく。見習いのうちは無駄をいっぱいさせる.遠回りするものでも、ここだよと待って
おれば、最後はそこにくるものだ.」

「学ぼうとする雰囲気作りを心がけている.」

「素直であることはお互いに疲れない.中途半端な知識が邪魔をして素直に学べなくなる.」

「西岡棟梁は、『せんじてせんじて煎じ詰めれば、カン』と言った.」


 どの言葉も重く胸に響いた.学生時代から小川三夫氏をTVなどで注目していた。いつかあってみたいと
思っていた.薬師寺の伽藍復興に賭ける高田好胤、西岡棟梁の姿が思い出されて懐かしい。(Saito)


2006/03/20 高校入試問題

 右の問題は3月9日(木)
に行われた愛知県の公立
高校Bグループの数学の
最後の問題です。
 高校2年で学ぶ加法定理
を使えば簡単に解くことは
できますが、中学の数学で
解くことは大変難しい。
 中学の評価が絶対評価
に変わってから、入試問題
も難しくなったという声も聞
きます。

2006/01/01 虫食い算

簡単な虫食い算ですが、生徒に紹介したらすごいといってくれました。


2005/11/06 数学の歌

 10月22日(土)に愛知工業高校において、第54次愛知県教育研究集会が開かれた。
数学分科会では藤村記一郎先生(元名古屋市立緑高校教諭)がギター片手に数学の歌
「すうがくだいすき」、「因数分解の歌」、「三角比の歌」などを紹介された。
 これらの歌と【教育基本法の歌」などが入ってCD(1000円)にもなっている。希望される
方は 
kiichiro2003@ybb.ne.jp まで申し込んでください。


2005/9/26 愛知万博終わる

 昨日(25日)に愛知万博が終了した。今までの万博の主な入場者数は次の通りです。
 
@ 大阪万博(70年)6421万人(183日間)  Aセルビア万博(92年、スペイン)4181万人(176日間)
 B 大阪花博(90年)2312万人(183日間)  C愛知万博(05年、19日現在)2205万人(185日)
 Dつくば科学博(85年)2033万人(184日)   Eハノーバー万博(00年、ドイツ)1810万人(153日間)

 これを見ると、大阪万博の入場者数は愛知万博の約3倍もある。よくもこんなにも集まったものだと
今更ながら思う。


2005/9/17  飛翔祭

 9月13日(火)、14日(水)の2日間、好天の中、豊野高校創立20周年「飛翔祭」
(文化祭・体育大会)が行われた。

文化祭


 野外ステージ

 体育館での発表

爪楊枝7万2千本によるヘップバーンの肖像

 教室での制作風景

 牛乳パックをコの字にして、3面に違う絵を張り合わせて作った大作

体育大会



 3年生の応援パネル


2005/8/29  「家庭の算数・数学百科」

 数教協創立50周年記念として数年前から編集
していた本「家庭の算数・数学百科」(日本評論
社・3000円+税)がやっと完成しました。
 本の帯には画家の安野光雅さんが
 「地球は頭に入りませんが、地球という言葉に
すれば入れておけます。そのうえ、目に見えない
ものでも入れておけます。数学はものを「考える」
言葉でできています。ここに集められた数学の言
葉のどこを読んでも大きい世界がみえてきて、わ
くわくします。」
という素敵な言葉が書かれています。
 東海地区の数教協の25名のメンバーも執筆に
協力してます。各家庭に一冊購入していただける
とうれしく思います。

2005/8/28  通販生活

 昨日、「通販生活」(カタログはウス・180円)が送られてきた。商品はあまり購入したことは
ないが、雑誌はおもしろいので購入して読んでいる。ところが、昨日、送られてきた「通
販生活」には
憲法を変えて戦争に行こうという世の中にしないための
18人の発言」
(岩波ブックレット・500円)が入っていた。挨拶文には
 「憲法九条を変えてほうがいいか、変えないほうがいいか。今後ますます、憲法九条
をめぐる論争は拡がっていくと予測されます。「変えたほうがいい」という立場の雑誌も
ありますが、通販生活は「変えないほうがいい」と考えているので、同様の考えを持つ
18人の発言集(岩波ブックレット)を別冊付録としてつけることにしました。
 「変えたほがいい」と考える読者の方にはご不快に受け止められる方もいらっしゃる
かと思いますが、ぜひ、この機会に変えないほうがいい立場の考え方にも目を通して
みてくださいませんか。
 私たちは「九条を守る」よりもっと大切なことは、九条を変えないほうがいい、いや、変
えたほうがいいよと、お互いにのびのびと持論を表明し合える「言論の自由を守る」こと
だと考えています。

 本別冊附録に対する忌憚のない賛否両論をおよせください。代表的なご意見を選んで
今年度の通販生活誌上で特集する予定です。」
 雑誌ならばともかく、商品を売る企業が対立する意見の一方の意見を支持する表明を
したことに、驚きと、覚悟のすごさを見た。


2005/7/18  高校野球

 高校野球を見に行く。夏休みに入っても、補習などで応援に行けないことが多いが、
今年は1回戦が祭日と重なったため見に行くことが出来た。試合は5回までランナー
が塁に出るが、あと1本が出ず、0:0が続いたが、6回の裏に豊野高校が1点取ると、
7回の表に一色高校も2点を取り、逆転、しかし豊野はすぐその裏に同点に追いつき、
8回の裏、一色のピッチャーのコントロールがみだれ、1アウト満塁となり、それから続
けてタイムリーヒットが出て一挙5点を取り、試合を決めた。高校野球はヒットだけでは
点が入らないが、フォアボール、エラーが絡むと点が入るという典型的な試合であった。



2005/6/25  ハス池

 名鉄竹村駅近くにハス池があり、今、1番見頃である。


2005/03/30 若者に未来はあるか

 今年の1月8日(土)の朝日新聞の“未来を語る”に世界最小歯車を作る樹研工業社長
の松浦元男氏が紹介されている。( )内は松浦社長の言葉
 樹研工業は

@ 採用は先着順
10分や20分の面接では何も分からない。髪の毛を茶髪や金髪に染めたり、口べただっ
たり、する若者が、頭の中のコンピューター言語はペラペラということもある。60歳代の人
間が従来の規準で面接や試験をしたらそういう人間を落としてしまう。人の真価を理解する
には1〜2年かかる。

A 賃金は年功序列制、ただし、飛び抜けて業績を上げた社員はホームラン賞30万円
以前は社員を査定していたが、僕(社長)以上の能力を身につける社員が現れ始めた
7〜8年前にやめた。そういう社員を評価しても間違ってしまう。

B タイムカードも出勤簿もなく、残業は自己申告、出張も会社のクレジットカードで支払う
牛や羊ではなく、知性ある人間なのだから管理する必要はない。人の仕事をチェックしよ
うとすれば、チェックする人をチェックする人が必要になる。

C 定年がない
定年を作る理由がない。毎日顔を突き合わせて働いてきた仲間は兄弟のようなものだ。還
暦の日に失業なんてむごい。年を取ってもできる仕事はある。

という会社です。
 社長の松浦氏は、今の若者について「
今の若者は能力が高い。僕らが5年かけて覚えたこ
とを1年で覚えてしまう。ただ彼らの身の回りには情報があふれ、どうしたらいいか決められな
いだけだ。僕ら年寄りの役割は、彼らが潜在能力を発揮するためのチャンスと動機を与えるこ
とだ。世界最小の100万分の1cの歯車を開発した社員は、工業高校時代は相当なツッパリ
だったようだ。ある女性社員は高校時代に数学が大嫌いで成績も最低レベルだった。ところが
入社後数年間、座標を計算したりプログラムを打ち込んだりしているうちに、本人も気づかぬ内
に微積分を理解していた。
」と語る。この言葉は教育にも繋がるのではないだろうか。
 松浦元男氏の著書
 『先着順採用、会議自由参加で世界一の小企業を作った』(講談社 ¥1500)
 『百万分の一の歯車』(中経出版 ¥1400)


2005/03/15 全国算額展

全国算額展 

テーマ:世界がびっくり!庶民の算術−絵馬に見る最強の謎解きパワー
日時:
4月29日(金)〜6月26日(日) 9:30〜17:00
※閉館日:月曜日(祝日の場合は直後の平日) 第3金曜日
内容:青森から長崎まで全国にある算額から130面運んで展示します。このような数学文化の
    全国的な展示会は初めてのことです。ほかにそろばん、和算書も展示します。
会場:名古屋市科学館(地下鉄東山線・鶴舞線で伏見駅下車、徒歩5分)
入場料:一般1000円、大学・高校生800円、小・中学生500円


2005/03/15 遠山啓と準正多面体

「建築かたち百科」(宮崎 興二・彰国社)
の54ページに
 
『菱形立方8面体をねじらせたかたちの
めじれ菱形立方8面体(ミラーの多面体)も
半正多面体に加えられる。これは20世紀
になって世界各地で同時多発的に気づか
れたもので、わが国でも数学者の遠山啓
が、浅草名物の菱形立方8面体の菓子箱
のフタを孫が閉め間違えたとたんに見つけ
た。』

とあります。

  菱形立方8面体

  ミラーの多面体


2005/03/07 「バッテリー」(あさの あつこ著、教育画劇1〜6」

 あさの あつこの「バッテリー」がおもしろい。角川文庫で2冊出ていた(現在は3冊)を読み、続
きを読みたいと思っていたら、学校の図書館で単行本を見つけ、すぐ5巻まで読んでしまった。最
近、最終巻が出版され、図書館に入ると同時に借りて、2日間で読み終わった。野球少年ならず
ともだれでも楽しめる本で、高校生にもお勧めの本です。
 
Yahoo!ブックスに紹介されている物語の内容です。
 
1巻:「あいつ、才能ありますよ。永倉となら、バッテリー組めるから」たぶん、最高のバッテリー
になる。なんの前ぶれもなく、そんな思いが胸をゆさぶった。身体の中で、なにかがはじけたほど強
く、思った。
 
2巻:中学入学直前の春休み、原田巧は父の転勤で新田市へ来た。巧は地元の少年野球チーム
の捕手・永倉豪と出会い、最高のバッテリーになることを確信する。そして、四月―。自分の直球に
絶対的な自信を持つ巧は、野球部の先輩や顧問の反発をかう。弱小といわれた野球部をベスト8ま
でひっぱっていった監督であり、徹底した生徒指導をおし進める教師・戸村真の圧力に対し、自分た
ちの自主性をとり戻そうとする生徒たち。巧も自分の直球を信じ、豪や仲間の信頼と弟・青波の存在
を支えにして、マウンドに向かう。自分自身でありつづけるための挑戦が、いま始まる―。
 
3巻:なあ、豪。おまえは、どうなんだ。勝利をみんなで喜びあうことも、敗北をいっしょに悔しがる
ことも、仲間と心が通じあうことも、まとまったいいチームになることも、なんの意味もない。そう、思わ
ないか。
 
4巻:ピッチャー原田巧とキャッチャ―永倉豪の葛藤。「自分の限界の先を見てみたい。ここまでだ
と自分の力を見切った、その先に行ってみたい。」強打者・門脇を力でねじふせた原田巧だが、その後
連打をあびる。門脇を三振にとった最高の球を取ることだけに集中していた永倉豪は集中力を失う。
おれのせいだ・・・おれはここまでなのか
 
5巻:「なにがほしくて、ミットを構えてんだよ」言ってみろよ。本当のことを言ってみろ。先が見えない
ほどしんどいことをなぜ、やってる。なぜ、もどってきた。なぜ、逃げださない。本当の理由を言ってみ
ろよ。知りたいのだ。豪がつぶやいたように、本当はどういうやつなのか、まるごとの豪を知りたいの
だ。それは、たぶんマウンドにいては、わからない。想いを目の前の相手に伝えたい。どういう言葉を
使ってでも伝えたい。
 6巻:「おれでなくても、投げられるか?」風が吹いて、花の香が濃くなる。小さな緑色の鳥が一羽、枝
の間から飛びたった。おれがキャッチャーでなくても、おまえは投げられるか。ピッチャーであり続けら
れるか。豪を見つめ、わずかに息をすいこむ。豪の視線は微動もせず、真正面から巧をとらえていた。
 


2005/03/06 新垣 勉

 車の中で荒垣 勉のCD「さとうきび畑」を繰り返し繰り返し聞いている。彼ののびやかな歌声は
聞くものを力づけてくれる。ぜひ、生の歌声を聞いてみたいと思う。

 新垣 勉のプロフィール
 1952年、沖縄生まれ、生後間もなく助産婦の過失から失明。両親との離別という逆境を乗り越え、
沖縄県立盲学校、西南学院大学神学部を卒業、心の支えとなっていた「歌」を学ぶため、武蔵野音
楽大学声楽科に入学。同学院修了後。三谷幸子氏、藤沼昭彦氏、マリオデルモナコを育てたボイス
トレーナーの世界的な大家、A・バランドーニ氏らを師事し、現在、さまざまなコンサートを開く傍ら、学
校や公共施設、教会、企業、病院などで、歌と心打つ話を交えた公演活動を行っている。


2005/01/01 謹賀新年

 明けましておめでとうございます。
 
今年は2月26日(土)、27日(日)
に毎年恒例の西三数学サークルの
合宿研究会が開かれます。26日(土)
の公開講座は『「かたちと科学・・・曲
線の裏話」(宮崎興二先生・京都大学
名誉教授)』です。ぜひ、ご参加下さい。
 今年も西三数学サークルをよろしく
お願いします。

2004/12/29 宿題

 3年文系のクラスで、冬休みに入る前の最後の授業で、下記の問題を出題した。時間内に
出来ない問題は正月に家で考えてきてくださいと行っておいたが、さて、何題出来ただろうか。
問題はいずれも朝日新聞の土曜日の夕刊の「パズルワーク」に載っていたものです。


2004/12/27 本の楽しみ

 本屋で@「いとしのヒナゴン」(重松 清・文藝春秋)、A「酒杯を乾して」(沢木 耕太郎・文藝春秋)、
B「ただのナマズと思うなよ」(椎名 誠)、C「あさ」(谷川 俊太郎/文 吉村和敏/写真・アリス館)、
D「あいうえおうた」(谷川 俊太郎/文 降矢ななえ/絵・福音館書店)の5冊を購入。
 @の重松 清は今、とても好きな作家の一人である。Aは「沢木 耕太郎ノンフィクション全9巻」の
最後の巻である。各巻500ページ程であるが、これでシリーズが終わってしまうのがさみしい。Bの
椎名 誠の本は小説はほとんど読まないが、旅行記やエッセイは楽しい。Cは写真と詩で構成された
本で眺めているだけで、心が癒されそうである。Eは孫への贈り物。
 読みたい本が手元にある時は至福の時である。


2004/12/21 紋切り

 3年生の文系の授業で行った「紋切り」(折り紙を折って、ハサミで切り込みを入れ、
折り紙を広げると、“六角の紋”、“あさ葉の紋”、“清明ききょうの紋”などの紋章が
表れる)の生徒作品です。図書館の入ったところに展示されています。


2004/11/02 モーターサイクル ダイアリーズ

 1952年、ぜんそく持ちの医学生エルネストと7歳年上の放浪科学者アルベルトは
アルゼンチンの首都ブエノスアイレスからおんぼろバイクに乗って南米大陸横断の旅
に出る。わずかな所持金と貧弱な装備の彼らは、嘘と口八丁で寝場所と食料を確保し
ながらの旅の中で、インディオの貧しい生活、ハンセン病患者の隔離された生活など、
を知り、南米の歴史と現実を肌で感じる。「人の役に立ちたいんだ。」というエルネスト
の言葉が印象的だ。
 若者がちょっと無茶な旅をすると、すぐ自己責任を問われる日本でも、若者がどんどん
世界にに出て、世界を見て欲しいと思う。
 医学生エルネスト(チェ・ゲバラ)は、その後、カストロと出会い、キューバに渡って革命
を起こすことになる。


2004/10/04 私とサークル

 私がはじめて赴任した学校は1学年5クラスの伝統はあるが、こじんまり
とした農業高校であった。数学が苦手な生徒が多かったが、農業高校とい
えども、うまく教えて大学入試問題などが解けるようになれば、普通高校に
対する劣等感もなくなり、自信もつき、意欲的に勉強するだろうと単純に考
えていたが、彼らはそんなことには見向きもしなかった。特に3年の林業科
の生徒は私がムキになればなるほど、どうせ卒業できればいいからと思っ
ている生徒がほとんどであった。2学期に入り、就職が決まってくると私の
授業を聞いてくれるのはほんの数人で、希望を持って選んだ職業もひたす
ら」耐えるしかなかった。
 そんな時、偶然、西三数学サークルの存在を知り、一人でのこのこと出か
けていった。当時のサークルのメンバーは職業高校の教員が多く、よりわか
りやすく、質の高い授業を作り上げようと意欲に燃えていた。初めは、同じ職
業高校でありながら、なぜこんなにも明るく意欲的なのか不思議であったが、
そこでの実践をまね、プリントを使って授業を行った所、生徒の反応の違いに
驚き、サークルの良さを知ると同時に、教えることに対する光を見いだした。
                  愛高教情報9月29日号より     (takenaka)


2004/10/03 高等学校囲碁選手権大会

 生徒を引率して、日本棋院中部総本部で行われた秋季愛知県高等学校
囲碁選手権大会に行ってきた。参加人数は320名で、3年生の参加が少
ない分、春季よりも少ないとのことであったが、それでもすごい人数である。
参加種目は団体戦、個人戦、段・級位認定戦の3種目ある。団体戦は3人、
個人戦は初段以上の生徒が参加しており、250人以上は段・級位認定戦
の参加である。団体戦の優勝は男子が中部大学第一高等学校、女子が
南山高校、個人戦の優勝は男子が岡崎高校の林君、女子が阿久比高校
の磯谷さんであった。しかし、一日付き添うのも疲れるものである。(takenaka)


2004/09/16 体育大会

 良すぎる天候の中、体育大会が行われた。生徒のエネルギーに圧倒された
一日でした。

 3年生の応援パネル


2004/09/15 文化発表会

 愛知県最後の新設校であ
るY高校は野外ステージもあ
り、そこでは有志による歌、
バンド演奏、ヨーヨーの演技、
漫才などが披露された。
 クラス展示では「貼り絵によ
る赤富士」「水飴のステンドグ
ラス」「文字を張り合わせて作
った担任の顔」など力作が見
られた。
 また、体育館ではクラスの
パフォーマンスが紹介された
が、3年生の演技はさすがで
あった。

   貼り絵による赤富士

 紙粘土で枠を作り、そこに着色した
水飴を流し込んで作ったステンドグラス
 文字字を
張り合わ
せて作っ
た担任の

  3年生の舞台でのパフォーマンス

2004/07/02 「屋台の通る町」から・・・今年の夏は高山へ

 同僚のN先生が「卒業生の高山旅行のおみやげでもらいました」といって、
『屋台の通る町」というすてきなネーミングの木のおもちゃを見せてくれた。
 棒で連結されている2つの屋台が、直交する2つの通り(軸)の上を交差し
て動くが、けっしてぶつかることはない。屋台の動くスピードは一方が速けれ
ば片方は遅くと、微妙な動きをしている。

 N先生は詳しくは語らずにただうれしそ
うにそのおもちゃを見せてくれただけであ
るが、たぶん、10年前の2次曲線の授業
において、通り一遍な「x軸、y軸上を動く
点A、Bを結ぶ線分を2:1に内分する点P
の軌跡を求めよ」というような問題演習の
時楕円を描く模型を回しながらにこにこと
解説をしていただろう10年前の先生の姿
が、高山の土産物屋の店頭でその屋台の
動きを見た教え子によみがえったのだと、
勝手に想像した。
 以前は三角定規を初め、楕円作図器な
ども高校の数学科にはあり、実物を持って
いって授業をしたものだった。しかし、最近
はパソコンで軌跡を見せることはしても、実物を見せることは少なくなってきた
気がする。私の所属する西三数学サークルでは「手で学ぶ数学」を合い言葉
に全国大会での「夜祭り教具展」などで学びながら、2次曲線の教材を中心に
多くの手作り教具を考えてきたが、卒業生に10年後の旅先で数学の授業を
よみがえらせたN先生が用いた教具のインパクトに、あらためて確信をもった。
 今年の夏、全国大会は高山です。『屋台の通る町』に出会って、「数学」を実
感してください。  広田祥治(東海地区委員長) 
                       (数教協 会報 「AMIの目」第3号より)


2004/04/17 図書館

 2年ほど前から、豊田市の図書館によく行くようになった。先日も重松清の
「熱球」、「卒業」を借りてきて、読んでいる。今までならば、本屋で購入してい
た本を買わずにすませてしまうわけだから、小説家や出版社にとってはあまり
嬉しくない話だろうと思う。豊田市の図書館の本の返却は近くの公民館でもよ
いので便利である。だから、1度味を占めてしまうと、なかなかやめやれない。


2004/03/18 本の紹介 「こんな夜更けにバナナかよ」(渡辺一史・北海道新聞社・1800円)

 筋ジストロフィーの鹿野靖明は24時間介護が必要である。国吉は北海道大学
の学生で、鹿野のボランティアをしていた。

 ある日の深夜、病室の簡易ベットで眠っていた国吉は、鹿野の振る鈴の音で起
こされた。「なに?」と聞くと「腹が減ったからバナナを食う」と鹿野がいう。「こんな
夜更けにバナナかよ」と国吉は内心ひどく腹を立てた。しかし、口には出さない。
バナナの皮をむき、無言で鹿野の口に押し込んだ。二人の間には、言いしれぬ
緊張感が漂っていた。「それに鹿野さん、食べるスピードが遅いでしょ。バナナを
を持っている腕もだんだん疲れてくるしね。で、ようやく一本食べ終わったと思って
皮をゴミ箱に投げ捨てて・・・」
 もういいだろう。寝かせてくれ。そんな態度を全身にみなぎらせてベットにもぐり込
もうとする国吉に向かって、鹿野がいった。「国ちゃん、もう一本」なにィ−!という
驚きとともに、そこで鹿野に対する怒りは急速に冷えていったという。(本文から)

 ボランティアとは何か、障害者の自立とは何かをするどく問いかける本である。
講談社ノンフィクション賞受賞作品。


2004/03/08 本の紹介 「入試問題が語る 数学の世界」(岸 吉堯・現代数学社・2300円)

 数学の入試問題といえば、無味乾燥で、これが解けたからといって何になるの
といった問題が多いが、その中でも、@歴史的に有名で親しみ深い問題 A社会
生活の中で身近な問題 B遊技性をもち理知的な問題に注目して選び、雑誌「理
系への数学」(現代数学社)に「入試問題を楽しむ 数理パズル問題へ挑戦してみ
よう」という表題で連載されていた31回分をまとめた本です。内容は虫食い算、魔
法陣、一筆書き、暗号文の解読など多岐にわたっており、問題の解説だけでなく、
問題の歴史的背景や発展、関係する数学者の逸話など豊富な内容です。授業の
導入問題として、また、進学校での補習の教材に使うと面白いのではないかと思い
ます。


2004/01/15 朝日歌壇

 1月12日(月)の朝日新聞朝刊に第20回朝日歌壇賞の発表がありました。
選者の近藤芳美氏が選んだ歌と受賞者のコメントは次の通りです。 

黙祷や半旗で済ますな死なせる為に生んだのではないどの親も
                         (三島市)渕野 里子
 
近所のお婆さんが、戦争で亡くした息子の話をしては、子供だった私の
前でさめざめと泣いた。いつしか私が親になり、産んだ子も母となった。
昨今のニュースに、きりもなく泣いたお婆さんの痛みが胸を刺す。

 そして、今週の近藤氏の選んだ歌の1席、2席もイラク問題の歌でした。

「学校がほしい」というイラクの少年の真っすぐな目よ戦よ終れ
                          (神奈川県)宮島 郁子

撃つために撃たるるために生まれしや熱き沈黙に粉雪の積む

                          (上越市)三浦 礼子

 「日本の国益」といってイラクに派兵を決めた政府は本当に戦争の痛み、
辛さ、悲しみが分かっているだろうか。 


2004/01/01 謹賀新年

今年は大きな研究会が次の通り開かれます。

@ 3月6日(土)、7日(日)
  
西三数学サークル合宿研究会
  岡崎勤労福祉会館

A 3月27日(土)、28日(日)
  
数教協 全国高校研究集会
  上諏訪温泉

B 8月3日(火)〜5日(木)
  
数教協 全国研究大会
  岐阜県高山市

ぜひ、ご参加ください。


2003/11/10 100円ショップ

 景気の悪い今の時代、100円ショップは大流行である。先日、ダイソーで
カッティングマットと万華鏡を見つけて購入した。カッティングマットは少し薄
いがA4版である。色々な時に使えると思い、20枚購入した。また、こんな万
華鏡が中国製とはいえ100円で購入できていいものかと思う。


2003/09/22 文化祭 

 左上の画像は写真をコンピュータ処理をし、A4の
上質紙に右の画像のように白と黒の小さなマスに塗
り分け、それを512枚張り合わせて大きな絵にしたも
のです。
 右のゴッホの「ひまわり」は新聞の広告をちぎって、
分類し絵に合わせて張り合わせたものです。なお、
それぞれのひまわりの中心部分にはステーキ、火星、
蟹などの隠し絵も入っている楽しい作品です。

2003/09/04 朝日歌壇(9/1)より

 馬場あき子選

 原爆忌 挨拶きけば 首相より 市長の深き 歴史認識  
                                (静岡市)篠田 三郎

 評 原爆の日の広島か。市長は平和宣言で今日の危機に言及し、戦前と
  なる時代への危惧を訴えた。

 近藤芳美選

 「暗雲が やがてきのこ雲に 変わらずや」 秋葉市長の 言葉や重き 
                                 (上越市)三浦 礼子

 評 秋葉市長は広島市長。八月六日。今年の原爆の式典の日の言葉であ
  ろうか。イラク戦争の戦われた年でもある。

 秋葉忠利広島市長は東京大学を卒業後、 マサチューセッツ工科大学で
博士号を取り、タフツ大学にて16年間教鞭をとる。アメリカ人より素晴らしい

とアメリカ人にほめられた英語で、アメリカ人に数学を教えていました。


2003/08/20 木組みからくり展(名古屋市科学館 8/31まで)

 名古屋市科学館の「木組みからくり展」に行ったら、こんな物がありました。
引き出しが7段ある箪笥で、上からn段目の引き出しを開閉するには、
(n−1)段目が出ていて、かつ、それより上の引き出しはすべて閉まって
いなければならない、というもの。

 小学生くらいの女の子が、学芸員さんと一緒にやっていたのですが、
その様子はまさにハノイの塔!
 最初は全ての引き出しが閉まっていて、そこから、一番下の7段目の
引き出しだけが出ている状態にするには、2の7乗−1=127回の操作
が必要なのです。
 2時間たっぷり遊べました。(落合)

 様々なからくりの展示品を学芸員の人が説明もしてくれる。

2003/08/19 メビウスの卵展

 9月15日(月)まで、おかざき子ども美術博物館において『メビウスの卵展』が
開かれている。


 回転させるとカラーが見える(左)、モアレ模様が見える(右)

  折り紙のらせんの箱(左)とらせんの貝(右)

 左の筒の中を覗くと右の画像の様になっている。

2003/08/04  

 右左見さんが掲示板で紹介している興味深いHPです。

@ からくり創作研究会 http://www.karakuri.gr.jp/creation/index-j.htm
  
伝統技術・歴史的財産を基礎にして、さらに楽しくて品質の高い「からくり」の創作
  を目指して活動している職人集団のHP

A あそびをせんとや http://www.lcv.ne.jp/~hhase/index.html
  
ちょっと珍しいパズル・ゲーム・ブロックなどを紹介するページです。

B うつくしい数の世界 http://www10.plala.or.jp/ikuhiro/index.html
  
たまには手計算もいいものです。


2003/08/01  トリビアの泉

 先日、娘がつけたテレビを何気なく見ていたら、なかなか面白かった。『トリビアの
泉〜素晴らしきムダの知識〜』(東海テレビ 毎週水曜日21:00〜21:54)というタイ
トルで、人生に全く必要のない無駄な知識(=トリビア)を品評するという番組である。
私が見たときは“サザエさんのテーマ曲は2番である” “蜘蛛にコーヒーを飲ませる
とでたらめな巣を作る”といった視聴者からの投稿をタモリや荒俣宏などの品評会の
メンバーが感銘を受けただけスイッチを押していた。この番組は深夜に放映されてい
たが、評判が良くて現在の時間に移ってきたという。深夜に放映されていた内容は「ト
リビアの泉〜素晴らしきムダの知識〜T、U」(講談社)という本にもなっている。


2003/07/31  商い中

馬籠にある甘味・食事処「志なの庵」の入り口に右の画像の看板が掛かっていた。


2003/07/22  創作字

 2階の廊下の掲示板に1年生が書道に時間
に書いた「創作」の「字」の作品が張り出されて
いる。「字」は「音」と「雲」である。生徒の感性
の豊かさがよくわかる


   
 

2003/07/19  パズルの本

 パズルの本を2冊購入した。「パズルの世界 解き方・作り方101例」(ジェリー・
スローカム/ジャック・ボタマンズ著 芦ケ原伸之訳 日経サイエンス社 ¥3204+税)
は岐阜物理サークルのHPにオススメと紹介があった。簡単に作れそうな作品は少な
いが、パズルを考え出した知恵を感じます。「面白・難問パズル500」(白鳥 敬訳
誠文堂新光社 ¥1895+税)は同僚の社会科の先生持っていた本です。図形・数理
論理パズルが主で、LEVEL1からLEVEL20まであり、小学生から大人まで楽しめる本
です。2冊ともインターネットを通じて注文したが、注文してから3日で届いた。


2003/07/14  積み木

 同僚のS先生が奥様の趣味で購入したという積み木(キューブ)を2種類見せて
いただいた。いずれもスイスのネフ(naef)社の製品で、1種類目は1辺が2.5cmの
立方体が組み合わさって出来ており、全部組み合わせると画像1のように4×4×4
の立方体となっている。バラバラにすると画像2のようになっている。キューブの数
は1,6,12,18となり、1を除けば、初公が6,公比が2の等比数列になっている。


      画像1                   画像2

 さらに1,6,12,18のキューブを組み合わせると画像3のようになるが、裏返すと
画像4のようになっている。これを数式で表すと、
     1+6(1+2+3)+3×3×3=4×4×4
となる。このキューブの商品名は「キュービックス(Cubicus)」といいます。


     画像3          画像4

 2種類目は「Quaro」という商品名で、下の画像のように円と正方形の組み合わさった
形をしている。図形の問題に出てきそうなキューブです。